「ホームページ 診断」と検索すると、無料診断をうたう制作会社やコンサルティング会社のページがずらりと並びます。
ボタンを押せば翌日には電話がかかってきそうで、なんとなく指が止まる。
そういう方が、この記事にたどり着いていると思います。
結論から書きます。
ホームページ(Webサイト)の診断は、専門家に頼む前に自分でかなりの範囲までできます。
この記事では、私が自分のサイトやご相談いただいたサイトを見るときの観点を、30項目のチェックリストにまとめました。
ブラウザと無料ツールだけで、だいたい1時間で一周できます。
30項目は「検索で見つけてもらえるか」「AI検索に拾われるか」「読まれるか」「問い合わせにつながるか」「運用を続けられるか」の5ブロックに分かれています。
1項目1点で採点して、30点満点で自分のサイトの現在地を数値にします。
営業をかけられる前に、まず自分で現状を知る。
そのための道具として使ってください。
この記事の結論
ホームページ診断(Webサイト診断)は、外部に頼まなくても自分で一周できます。
使うのは、Google Search Console、PageSpeed Insights、ブラウザ、スマートフォン、それにChatGPTなどのAIチャットです。
すべて無料の範囲で足ります。
見る場所はA「検索で見つけてもらえるか」B「AI検索に拾われるか」C「開いた人に読まれるか」D「問い合わせにつながるか」E「運用を続けられるか」の5ブロック、合計30項目です。
1項目1点で採点し、25点以上なら計測と改善の精度を上げる段階、18〜24点なら弱いブロックを1つ選んで集中的に直す段階、17点以下なら公開状態そのものを整え直す段階と考えてください。
ただし、この自己診断でわかるのは自社視点での抜け漏れまでで、競合との相対位置や検索需要とのズレは測れません。
Webサイト診断は5つのブロックに分けて見る
診断というと、いきなり「集客できていない原因」を探しに行きたくなります。
ただ、機能しない理由は、検索エンジンに登録されていない入口の問題から、フォームの項目が多すぎる出口の問題まで、違う層に散らばっています。
原因探しから始めると迷子になります。
そこで、原因を探す前に「どこが黒か」を先に特定します。
健康診断で病名を当てにいかず、まず血圧や血糖値を測るのと同じです。
この30項目は、その測定にあたります。
A〜Eの5ブロックで、詰まっている層がわかる
5つのブロックは、訪問者がたどる順番に並んでいます。
検索やAIに見つけてもらい(AとB)、開いて読んでもらい(C)、問い合わせてもらい(D)、それを続ける(E)。
点数の低いブロックが、詰まっている層です。
自分でやる診断と、依頼する診断の違い
「無料診断してくれる会社に頼めばいいのでは」と思うかもしれません。
ただ、自分で一度通しておくと、提案を受けたときに「それは自分でも気づいていた話か」を判断でき、費用対効果を見極めやすくなります。
| 観点 | 自分で30項目診断 | 制作会社の無料診断 | 有料のサイト監査 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 0円 | 0円 | 規模と範囲で大きく変わる(費用の考え方はAIO対策の費用相場を参照) |
| 所要時間 | 1時間前後 | サービスによる | サービスによる |
| わかること | 自社視点での抜け漏れ | 提案につながる範囲の指摘 | 競合比較・技術面を含む全体像 |
| 営業連絡 | なし | サービスによる | サービスによる |
| 向いている場面 | まず現状を知りたいとき | 方向性の相談相手を探すとき | 投資判断の根拠が要るとき |
診断の対象は「主要5ページ」に絞る
全ページを見ようとすると途中で力尽きます。
トップ、サービス(商品)、事例、会社概要、問い合わせの5ページを対象にしてください。
採点は「A-1、○」のように30行並べ、迷った項目は△ではなく×に寄せてください。
この記事では、○がついた状態を「白」、×がついた状態を「黒」と呼びます。
Aブロック|検索で見つけてもらえるかの6項目
Aブロックは、検索エンジンに存在を認識され、内容を理解してもらえているかを見ます。
ここが黒だと、この先のCやDをどれだけ磨いても人が来ません。
存在を認識されているか(A-1・A-2)
A-1|主要ページがGoogleに登録されているか
何を見るか:主要5ページが検索結果に出てくるか。
どこで見るか:Google検索窓に「site:自分のドメイン」と入力し、出てきた件数と実際のページ数を比べます。
黒なら:原因は複数あります。
切り分け方はGoogleにインデックスされない原因にまとめてあるので、そちらで潰してください。
A-2|タイトルがページごとに違い、探される言葉が入っているか
何を見るか:タブに出る文字(タイトルタグ)がページごとに違い、お客様が検索しそうな言葉が前のほうに入っているか。
どこで見るか:各ページをブラウザで開き、タブの表示を確認します。
黒なら:全ページが「株式会社◯◯|ホーム」のように同じだったり、社名だけで終わっていたら要修正です。
「サービス名+地域」のように、探す側が打ち込む言葉を前に置きます。
目安は30字前後です。
中身の構造が読み取れるか(A-3・A-4)
A-3|見出しが本文の中身と一致しているか
何を見るか:h1が1ページに1つあり、h2やh3が装飾ではなく内容の区切りとして使われているか。
どこで見るか:「見出しだけを上から読んで、ページの内容が想像できるか」を試します。
黒なら:見出しが抽象語ばかりだと、検索エンジンにもAIにも中身が伝わりません。
「創業35年、京都市内で年間120件の施工」のように、具体を含む見出しに書き換えてください。
A-4|関連するページ同士がリンクでつながっているか
何を見るか:関連するページが本文中のリンクでつながっているか。
グローバルメニューからしか行けないページがないか。
どこで見るか:Search Consoleの「リンク」レポートの「内部リンク」を開き、リンクされているページの一覧をエクスポートします。
そのうえでサイトマップやサイト内の全ページ一覧と突き合わせ、一覧に載っていないページを探してください。
このレポートに出てこないページが、内部リンクの届いていないページです。
黒なら:そのページに、関連ページから2本以上のリンクを本文中に置きます。
リンクの文字は「こちら」ではなく、リンク先の内容がわかる言葉にします。
巡回と評価の土台があるか(A-5・A-6)
A-5|XMLサイトマップがあり、Search Consoleに送信されているか
何を見るか:サイトマップのファイルが存在し、中身が最新のページを含んでいるか。
どこで見るか:ブラウザで「自分のドメイン/sitemap.xml」を開きます。
Search Consoleの「サイトマップ」が「成功しました」になっているかも確認します。
黒なら:ファイルが無ければプラグインや制作会社に依頼して生成し、Search Consoleから送信します。
A-6|他サイトからのリンクが1本でもあるか
何を見るか:外部から自分のサイトへ向いたリンクがあるか。
どこで見るか:Search Consoleの「リンク」レポートの「外部リンク」を開きます。
リンク元が0件に近ければ黒です。
黒なら:買うのではなく、加盟団体の会員名簿、取引先の導入事例、商工会議所の紹介ページ、自分のSNSプロフィール欄から自然に置いてもらいます。
被リンクは「増やす施策」から入らない
A-6が黒だったからといって、被リンクを購入する業者に依頼するのはおすすめしません。
効果が読めないうえに、順位を落とすリスクを抱え込みます。
この項目は「今どうか」を知るための計測です。
A-1からA-5が白になってから考えても遅くありません。
Bブロック|AI検索に拾われるかの6項目
Bブロックは、ChatGPTやAI Overviewのように、AIが答えを作るときに自分のサイトが材料として使われる状態かを見ます。
従来のSEOのチェックリストには無い項目が多く、ここだけ点数が極端に低くなる会社が目立ちます。
全体像はAIに推薦されるには?LLMO・AIO対策の教科書にまとめてあります。
答えの形になっているか(B-1・B-2)
B-1|「問い」と「答え」の形で書かれた箇所があるか
何を見るか:ページの中に、質問文の見出しと、その直後に結論を書いた短い段落の組み合わせがあるか。
どこで見るか:サービスページと記事を開き、見出しの下1〜2文で答えが完結しているかを目で追います。
黒なら:見出しの直後に40〜80字程度の結論を置き、その後で理由と具体例を書く順番に組み替えます。
書き方の具体はAI Overview対策|引用される記事の書き方5つで扱っています。
B-2|構造化データが入っているか
何を見るか:事業者情報、サービス、よくある質問などが、機械が読める形式(JSON-LD)で書かれているか。
どこで見るか:validator.schema.org(スキーマ マークアップ検証ツール)にURLを入れます。
検出された型が一覧で表示され、何も出なければ入っていません。
リッチリザルトテストは検索結果の見た目に関わる型だけを扱うツールなので、有無の確認にはこちらを使います。
黒なら:まずOrganization(事業者情報)とFAQPage(よくある質問)の2つから入れます。
なおFAQPageは、2026年5月にGoogleの検索結果でのFAQ表示が終了しています。
検索結果の見た目のためではなく、AIに問いと答えの対応を読み取ってもらうために入れる、という位置づけで考えてください。
型の選び方と書き方は構造化マークアップとは?書き方と4つの型にまとめました。
引用する価値と信頼の根拠があるか(B-3・B-4)
B-3|自分にしか書けない情報が載っているか
何を見るか:他社のサイトからコピーしても成立する文章ばかりになっていないか。
実際の件数、自分で測った数値、現場で聞いた声、失敗した事例といった一次情報が含まれているか。
どこで見るか:本文を上から読み、社名を他社名に置き換えても違和感がない箇所に印をつけます。
黒なら:数字と固有名詞を足します。
「豊富な実績」を「2015年から年間◯件」に置き換えるだけで、引用される確率は変わります。
B-4|事業者情報がページ上に明記されているか
何を見るか:事業者名、所在地、連絡先、代表者名が、画像ではなくテキストで書かれているか。
どこで見るか:会社概要ページで文字を選択してコピーできるか試します。
コピーできなければ画像です。
黒なら:画像をテキストに直し、フッターに事業者名・所在地・電話番号を入れます。
AIも人間も、誰が言っているのかわからない情報は採用しにくいという点では同じです。
AI向けの入口と、実際の見え方(B-5・B-6)
B-5|llms.txt があるか
何を見るか:サイトの概要と主要ページの一覧をAIが読みやすい形でまとめた案内ファイルが、サイトのルートに置かれているか。
どこで見るか:ブラウザで「自分のドメイン/llms.txt」を開きます。
404が返れば無しです。
黒なら:優先度は高くありません。
検索エンジンが公式に要求している仕様ではないからです。
置くコストはほぼゼロなので、他が片付いたら手をつける程度で構いません。
B-6|AIに自社名を聞いて、正しく答えられるか
何を見るか:ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexityなどに「◯◯(正式な事業者名)はどんな会社ですか」と聞いたとき、自社が出てくるか、内容が合っているか。
どこで見るか:各サービスの無料枠で実際に打ち込みます。
黒なら:知らないと返ってくる場合、B-3とB-4が原因であることがほとんどです。
間違った内容が返る場合は、古い情報が残っている場所を探して直します。
私は自分のサイトの主要キーワードを、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityの4つで月に一度トラッキングしています。
月単位でも回答が変わるので、一度きりの確認では判断しないほうがいいです。

竹田康平
B-6は、目に見えて結果がわかりやすい項目です。
私もサイト立ち上げ初期は、AIに社名を打ち込んだ際に「そのような会社は見つかりませんでした」と返ってきたり、まったく見当違いの会社の説明が始まったりしました汗
こりゃ本気でAI対応を進めないとヤバいな・・・と肌身をもって実感しました。
無料AIO診断では、サイトのURLを入れるだけで、AI検索への対応度を33項目でスコア化します。Bブロックが黒だった方は、まずここで今の見え方を確かめてみてください。診断は無料で、個人情報の入力は不要です。
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「何を・どの順番で・どれくらいの手間で」直せばいいかを、チャメッケ独自のフレームワーク33項目で分析し、図解つきの完全版ロードマップ(全11ページ・無料)にしてお返しします。
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機械チェックの結果を人の目で確認し、あなたのサイト向けに「今週やる3つ」から順にまとめてお送りします(営業メールの一斉配信はしません)。
Cブロック|開いた人に読まれるかの6項目
Cブロックは、来てくれた人が読み進められる状態かを見ます。
AIも人間も、開いて意味がわからないページはそこで離れます。
開いた3秒で伝わるか(C-1・C-2)
C-1|ファーストビューで「誰の何を解決するか」がわかるか
何を見るか:スクロールせずに見える範囲で、何屋か、誰向けか、どこで対応しているかが読み取れるか。
どこで見るか:スマートフォンでトップページを開き、3秒だけ見て目を閉じます。
何を提供している会社か言えなければ黒です。
黒なら:キャッチコピーを詩的な言葉から具体語に変えます。
「暮らしに寄り添う」より「京都市南部で対応する外壁塗装」です。
C-2|読み込み速度が実用的な範囲か
何を見るか:ページが開くまでの体感時間と、Googleの計測スコア。
どこで見るか:PageSpeed InsightsにトップページのURLを入れ、モバイルのスコアを見ます。
黒なら:モバイルのスコアが50を下回っていたら手を入れる価値があります。
画像をWebPに変換し、幅を1600px以下に抑えるだけで改善することが多いです。
スマホで読める状態か(C-3・C-4)
C-3|スマートフォンで表示が崩れていないか
何を見るか:横スクロールが出ていないか、文字が小さすぎないか、ボタン同士が近すぎないか、表がはみ出していないか。
どこで見るか:実機のスマートフォンで主要5ページを開き、上から下まで指でなぞります。
黒なら:はみ出す表は横スクロールできる形にするか、縦並びに組み替えます。
本文の文字サイズは16px以上が目安です。
C-4|主要ページに判断できるだけの情報量があるか
何を見るか:サービスページの本文が、読んだ人が申し込みを判断できる量になっているか。
どこで見るか:本文をコピーして文字数を数えます。
サービスページで500字を切っていたら、ほぼ足りていません。
黒なら:文字数を埋めるために薄い文章を足すのは逆効果です。
足すべきは、対応範囲、対応できないこと、進め方、期間の目安、料金の考え方、よくある質問の6つ。
これを書くと、多くの場合1,000〜2,000字程度の分量になります。
鮮度と親切さが伝わるか(C-5・C-6)
C-5|更新日が表示され、内容が現在と合っているか
何を見るか:ページに公開日または最終更新日が表示されているか。
どこで見るか:各ページの上部か下部を見ます。
「2019年◯月キャンペーン」のような、過ぎた告知が残っていないかも確認します。
黒なら:更新日を表示し、内容を直したときに日付も更新する運用にします。
古い告知は消すか、実績ページへ移してください。
C-6|画像に代替テキスト(alt)が入っているか
何を見るか:写真やバナーに、何が写っているかを説明する文字が設定されているか。
どこで見るか:WordPressなら管理画面のメディアライブラリで、各画像の代替テキスト欄を確認します。
黒なら:装飾用の画像は空のままで構いませんが、情報を持つ画像には説明を入れます。
「IMG_2831」のようなファイル名がそのまま入っているのは黒です。
Cブロックは「他人に見てもらう」が最短
C-1とC-3は、作った本人がいちばん判断しにくい項目です。
業界の外にいる知人にスマートフォンで1分だけ見てもらい、「何の会社に見えた?」と聞いてください。
返ってきた言葉が、今のファーストビューの実力です。
Dブロック|問い合わせにつながるかの6項目
Dブロックは、読んで納得した人が行動に移れるかを見ます。
点数が伸びやすく、直した効果も早く出ます。
ブロック全体が黒だった場合は、ホームページで集客できない7つの原因で原因ごとの直し方を扱っているので、そちらを続けて読んでください。
押せる場所と押しやすさ(D-1・D-2)
D-1|行動を促す導線が適切な位置と数で置かれているか
何を見るか:問い合わせや資料請求へのボタンが、ページの上部・中盤・末尾の3か所にあるか。
どこで見るか:主要5ページをスマートフォンで開き、ボタンの数と位置を数えます。
黒なら:末尾に1つだけ、というサイトが非常に多いです。
ボタンの文字も「送信」ではなく「無料で見積もりを依頼する」のように、押した後に何が起きるかを書きます。
D-2|フォームの入力項目が多すぎないか
何を見るか:問い合わせフォームの入力欄の数と、必須項目の数。
どこで見るか:問い合わせページを開いて欄を数え、自分でスマートフォンから送信して詰まる箇所を確かめます。
黒なら:必須項目が7つを超えていたら減らす余地があります。
初回に要るのは、名前、連絡先、相談内容の3つ程度です。
連絡手段と料金の見え方(D-3・D-4)
D-3|フォーム以外の連絡手段があるか
何を見るか:電話、LINE、メールアドレス、チャットなど、フォーム以外の入口が用意されているか。
電話番号がタップで発信できるようになっているか。
どこで見るか:スマートフォンで電話番号をタップし、発信画面が出るか試します。
黒なら:連絡手段は相手に選ばせるのが原則です。
D-4|料金の手がかりが書かれているか
何を見るか:価格、価格帯、あるいは「何によって価格が決まるか」がページに書かれているか。
どこで見るか:サービスページを開き、金額に関する記述を探します。
「お問い合わせください」しかなければ黒です。
黒なら:一律の金額を出せない業種でも、金額そのものでなくて構いません。
「面積と下地の状態で決まり、30坪で◯万円〜◯万円が中心」のように、幅と決まり方を書きます。
料金がまったく読めないページは、比較検討の段階で候補から外れます。
判断材料が揃っているか(D-5・D-6)
D-5|事例・実績・お客様の声が具体的に載っているか
何を見るか:実際の案件が、条件・課題・やったこと・結果の形で書かれているか。
どこで見るか:事例ページを開き、1件あたりの情報量を確認します。
写真だけが並んで説明が1行、という状態は黒に近いです。
黒なら:件数を増やすより、まず3件を詳しく書きます。
許可が取りにくい業種では、匿名化して「40代・京都市・築25年」のように条件だけ出す形でも成立します。
D-6|対応エリアと対応範囲が明記されているか
何を見るか:どこまで行けるか、どこまでやれるか、逆に何をやらないかが書かれているか。
どこで見るか:トップページ、サービスページ、会社概要を見ます。
「全国対応」とだけ書かれているのは、実質的に何も書いていないのと同じです。
黒なら:市区町村名まで具体的に書きます。
あわせて「対応していないこと」を書くと、合わない問い合わせが減り、商談の質が上がります。

竹田康平
Dブロックは、私が最初に手をつけることが多い場所です。
ただ、効き方には個人差があります。
指名検索で来ている方が多いサイトでは大きく変わりますが、そもそも人が来ていないサイトではAブロックを直すまで数字が動きません。
点数の低い順というより、「人は来ているか」を先に確かめてから決めています。
Eブロック|運用を続けられるかの6項目
Eブロックは、直した後にそれを続けられるかを見ます。
点数が低いままリニューアルを頼むと、公開された瞬間から古くなっていくサイトができあがります。
数字を見る道具が入っているか(E-1・E-2)
E-1|Google Search Consoleが導入され、見られる状態か
何を見るか:Search Consoleに自分のサイトが登録されていて、自分がログインできるか。
どこで見るか:Search Consoleにアクセスし、対象のサイトが表示されるか確認します。
黒なら:制作会社のアカウントにだけ登録されていて自分では見られない、というケースが少なくありません。
その場合は自分のGoogleアカウントをユーザーとして追加してもらいます。
この診断の中でいちばん優先度が高い項目です。
導入は無料で、検索でどう見られているかの実データはここにしかありません。
E-2|アクセス解析が入り、目標が設定されているか
何を見るか:GA4などの解析ツールが入っていて、問い合わせ完了をコンバージョンとして計測しているか。
どこで見るか:計測タグの有無を確認し、GA4の「キーイベント」に問い合わせ完了が登録されているかを見ます。
黒なら:タグは入っているが目標設定は無い、という状態が非常に多いです。
サンクスページの到達をキーイベントにするだけで、改善の議論が数字でできます。
手を動かす体制があるか(E-3・E-4)
E-3|直近6か月で何かしら更新されているか
何を見るか:お知らせ、事例、記事、料金表など、何でもいいので直近6か月に更新された箇所があるか。
どこで見るか:お知らせ一覧の日付、事例の最終追加日、記事の公開日を並べて見ます。
黒なら:更新が止まって1年以上経っていたら黒です。
月に1件、実際にあった仕事を200字で書くだけでも、更新されている状態になります。
E-4|担当者と月の工数が決まっているか
何を見るか:サイトを更新する人が決まっていて、その人が使える時間が月何時間か決まっているか。
どこで見るか:社内で確認します。
「手が空いたときに社長が」は、決まっていないのと同じです。
黒なら:月2時間でも構わないので、名前と時間を決めてください。
止まらない・失わないための備え(E-5・E-6)
E-5|SSL化されていて、ドメインとサーバーの契約が把握できているか
何を見るか:URLがhttpsで始まり、ドメインとサーバーの契約者・更新日・支払い方法を自分が把握しているか。
どこで見るか:アドレスバーの鍵マークを確認します。
黒なら:httpのままなら早急にSSLを入れます。
ドメインの更新忘れでサイトが消えると、検索での評価もほぼ作り直しになります。
E-6|バックアップがあり、戻し方がわかるか
何を見るか:サイトのデータが定期的に保存されていて、壊れたときに戻す手順を誰かが知っているか。
どこで見るか:サーバーの管理画面にバックアップ機能があるか、WordPressならプラグインが動いているかを確認します。
黒なら:レンタルサーバーの自動バックアップが動いているだけでも、無いよりはましです。
戻す手順を1枚のメモにしておくと、いざというときの停止時間が短くなります。
Eブロックまで採点したら、次の一歩です。サイトのURLを入れるだけで、AI検索への対応度を33項目でスコア化します。構造化データや引用されやすさなど、目視では判断しにくい項目もまとめて確認できます。診断は無料で、個人情報の入力は不要です。
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30点満点で採点して次の一手を決める
30項目すべてに○か×をつけたら、○の数を数えます。
これで、現在地が0点から30点の数字になります。
点数帯は3つ、やることが変わる
点数の意味は、25点以上、18点から24点、17点以下の3段階で考えます。
ブロック別の点数のほうが合計点より役に立つ
合計点は現在地の把握に使い、実際の意思決定はブロック別の点数で行います。
たとえば合計20点でも、Aが6点でDが1点のサイトと、Aが1点でDが6点のサイトではやることが違います。
前者は人が来ているのに帰っているので、Dの修正が最短です。
後者は来る人がいないので、Dを磨いても数字は動きません。
やることを増やすより、触る場所を1つに絞るほうが速いです。
この30項目ではわからないこと
30点満点でも順位が上がらないことはある
30項目を全部白にしても、狙っているキーワードで上位に出るとはかぎりません。
検索順位もAIの回答も、他社との相対評価で決まるからです。
また、そもそも検索する人がほとんどいない言葉を狙っていた場合、点数と成果は結びつきません。
効き方には業種やサイト規模による個人差があります。
この診断は「自分の足元を固める道具」であって、「勝てる保証」ではないと考えてください。
足元を固めた後に要るのは、外からの視点です。
私のサイトでは、その入口として無料AIO診断を用意しています。
30項目の自己診断でわかるのは自社視点の抜け漏れまでです。その先の、外からどう見えているかを数字にします。サイトのURLを入れるだけで、AI検索への対応度を33項目でスコア化します。診断は無料で、個人情報の入力は不要です。
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よくある質問
ホームページ診断(Webサイト診断)は本当に自分でできますか?
この記事の30項目の範囲であれば、専門知識がなくても進められます。
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すべて無料の範囲で足ります。
所要時間は10ページ程度のサイトで50分から80分ほどが目安です。
ただし、サーバー設定やプログラムに起因する不具合の切り分けは範囲外なので、そこは制作会社や技術者に相談してください。
30項目のうち、どれから直せばいいですか?
合計点が17点以下なら、A-1(インデックス)、A-2(タイトル)、E-1(Search Console導入)、E-5(SSLと契約の把握)の4つを先に片付けてください。
18点から24点なら、ブロック別の点数を出して、最も低いブロックの6項目だけに集中します。
25点以上なら、修正より計測に軸足を移す段階です。
診断はどのくらいの頻度でやり直すべきですか?
3か月に1回を目安にしています。
1か月では変更の効果が出きらず、半年空けると何を直したか忘れてしまうからです。
大きなリニューアルをした直後は、公開の翌週に一度通しておくと事故を早く見つけられます。
AI検索に拾われるかのチェックは、SEOとは別に必要ですか?
重なる部分は多いですが、別に見たほうが漏れません。
従来のSEOで白でも、問いと答えの形になっていない、事業者情報が画像のまま、構造化データが無い、といった理由でAIに引用されないことがあります。
Bブロックの6項目は、そのために独立させています。
点数が低いと、サイトを作り直したほうがいいですか?
点数が低いこと自体は、作り直しの理由になりません。
17点以下でも、その多くが文章と設定の問題であれば、既存のサイトを直すほうが早く安く済みます。
作り直しを検討したほうがいいのは、スマートフォンの表示が直せない、管理画面から更新できない、SSLに対応できないといった構造的な制約がある場合です。
Eブロックの点数が低いまま作り直すと、公開直後から同じ状態に戻っていくので、体制の話を先にしてください。