ホームページはある。
ブログも、思い出したときには書いている。
それでも検索からの問い合わせは来ない。
そんな状態のまま何年か過ぎている会社は、珍しくありません。
原因の多くは「やり方を知らないこと」ではありません。
むしろ逆で、やるべきと言われることが多すぎて、限られた時間が薄く広がってしまっているケースの方が目立ちます。
中小企業向けのSEO記事を読むと「まずやるべき施策●●選」のような一覧が出てきます。
Web担当が総務や営業と兼務で、月に使える時間が数時間しかない会社が全施策を同時に始めると、どれも中途半端なまま半年が過ぎます。
この記事では、施策を足す話はしません。
限られた工数をどこに置いて、何を捨てるか。
どのキーワードなら中小企業でも取れて、どこからは降りるべきか。
その判断基準を書きます。
この記事の結論
中小企業のSEOは、施策を足す前に「やらないこと」を決めるところから始まります。
月に使える工数を8時間と決め打ちし、そのうち4時間を「受注に近いキーワードの記事1本」に、残り4時間を既存ページの手直しとGoogleビジネスプロフィールの更新、数字の確認に配分するのが、私が支援先でよく使う型です。
狙うのは検索数の大きいキーワードではなく、「地域+業種」「業種+比較・選び方」「現場の言葉・型番・トラブル」のように、検索数が小さくても受注に近いキーワードです。
AI検索についてはGoogleが「AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はない」と公式に述べており、中小企業のやることは増えていません。
中小企業のSEOは「やらないこと」で決まる
中小企業のSEOで最初に決めるべきなのは、何をやるかではなく、何をやらないかです。
使える時間が月に数時間しかない以上、施策を増やすほど1施策あたりの深さが減り、どれも成果の出る水準に届かなくなるからです。
施策を足すほど成果が遠のく理由
SEOの施策は「やれば効く」ものではなく「一定量を超えると効く」ものです。
記事を1本書いても順位はほぼ動きませんが、同じテーマで5本、10本と積み上がると評価が動き始めます。
月8時間を11個の施策に均等配分すると、1施策あたり月約44分ほど。
この量では、どの施策も効き始める最低ラインを超えません。
成果が出ないのは能力ではなく、配分の問題であることの方が多いのです。
注意
「全部やる」は、実質的に「何も決めていない」のと同じです。
やることリストを作るときは、同じ紙に「今期やらないことリスト」を並べて書いてください。
やらないことが書けていない計画は、数か月のうちに崩れます。
Googleが「重要ではない」と言っていること
捨てる判断に迷ったら、Googleが自分で「重要ではない」と書いている項目から捨てるのが安全です。
Google検索セントラルのSEOスターターガイドでは、メタキーワードやドメイン名にキーワードを含めることは重要ではないとされ、コンテンツの長さについては「魔法の文字数も、最小や最大の文字数も存在しません」と明示されています。
逆に同じガイドは、魅力的で役立つコンテンツを作ることがほかのどの方法よりも有効だと書いています。
ここから導ける方針はシンプルです。
「文字数を何字にすべきか」で悩む時間を、「顧客が本当に検索している一言を1つ見つける時間」に振り替える。
それだけで、月8時間の中身は変わります。
大企業と同じ土俵で戦わない考え方
中小企業が大企業と同じキーワードで正面から戦うのは、勝ち目が薄いだけでなく、勝っても割に合いません。
資本の差がそのまま出る領域を避け、資本では埋められない領域に寄せるのが基本戦略です。
大企業のSEOは、長年かけたドメインの評価、数百本以上の記事、専任チームによる更新で成り立っています。
どれもお金と時間で積み上がるので、後発で正面から挑むと追いつく前に予算が尽きます。
一方で、大企業が構造的に苦手なこともあります。
地域に密着した情報、現場でしか分からない失敗談、狭い業種の事情、意思決定の速さです。
大きな会社ほど、具体的な事例や本音を出すのに社内確認の時間がかかります。
中小企業は、この「具体を出せる速さ」で差をつけられます。
| 観点 | 中小企業の勝ち筋 | 大企業の勝ち筋 |
|---|---|---|
| 狙うキーワード | 検索数は小さいが受注に近い語 | 検索数の大きい総論の語 |
| 記事の量 | 狭いテーマに絞って10〜30本 | 網羅的に数百本 |
| 強みの源泉 | 現場の一次情報・地域・業種の深さ | ドメイン評価・被リンク・ブランド |
| 更新体制 | 兼務1〜2名で月に数本 | 専任チームで毎日 |
| 意思決定 | その日のうちに方針を変えられる | 承認フローに時間がかかる |
| 成果の見方 | 問い合わせ件数と商談の質 | セッション数・指名検索の規模 |
用語解説:指名検索(しめいけんさく)
指名検索とは、会社名・店名・商品名など、その会社を名指しで探す検索のこと。
「チャメッケ 京都」のように、屋号をそのまま打ち込む検索です。
これが増えているかは、SEOが売上につながる方向に進んでいるかを見る素直な指標のひとつです。
ここで前提を一つ。
順位が上がっても、たどり着いたページが「何屋さんなのか分からない」状態だと問い合わせは増えません。
順位より先に受け皿を直すべきケースは、ホームページで集客できない7つの原因にまとめています。
勝てるキーワードを見つける3つの軸
中小企業が取りに行くべきなのは、検索数が小さくても受注に近いキーワードです。
月10回しか検索されない語でも、その10人が今まさに発注先を探しているなら、月1万回検索される総論の語より価値があります。
探し方は次の3つの軸です。
用語解説:ロングテールキーワード
ロングテールキーワードとは、2語・3語と条件が重なった、検索数の少ない具体的な検索語のこと。
「印刷会社」ではなく「京都 小ロット 冊子 印刷」のような語です。
1語あたりの流入は小さいものの、目的がはっきりしているぶん問い合わせにつながりやすくなります。
軸1:地域+業種で商圏を絞る
商圏が決まっている事業なら、地域名を掛け合わせたキーワードが最初の候補になります。
「京都 事務所 原状回復」のような語では、地元の会社が実際の施工の話を書いた方が読む人の役に立つので、全国区のメディアは具体性で勝てません。
地域の検索では、サイトだけでなくGoogleビジネスプロフィールも効きます。
Googleは、ローカル検索結果の掲載順位が関連性・距離・知名度の3要素で決まると説明しています。
軸2:比較・選び方・費用の語を取る
「業務用エアコン 比較」「税理士 選び方」「外壁塗装 費用」「システム導入 失敗」のように、商材名に検討段階の言葉を足した語は、すでに課題を自覚していて、あとは発注先を決めるだけの人が使います。
総論の語より検索数は小さくても、問い合わせへの距離が近くなります。
大事なのは、自社を持ち上げる比較記事にしないことです。
「うちが向いていないのはこういう場合です」まで書いた記事の方が、届く相談は具体的になります。
軸3:現場の言葉・型番・トラブル
3つ目は、現場でしか出てこない言葉です。
取り扱う機械の型番、業界内でしか通じない部材の呼び名、よく起きるトラブルの症状。
検索数が小さすぎてツールに出てこない語もありますが、検索する人はほぼ当事者です。
探し方はツールより先に社内にあります。
用語解説:Search Console(サーチコンソール)
Search Consoleとは、自分のサイトが検索でどう見られているかをGoogleが無料で見せてくれるツールのこと。
どんな語で何回表示され、何回クリックされ、平均掲載順位が何位かを確認できます。
順位ツールを買う前に、まずここを開きます。
- 社内の生の言葉を集める直近1〜3か月の問い合わせ・電話メモ・営業の報告から、顧客が使った言葉を書き出します。
- Search Consoleで実績を見るすでに表示されている語を確認します。順位11〜30位で表示回数のある語は伸ばしやすい候補です。
- 実際に検索して上位を見る上位10件が大手メディアと比較サイトで埋まった語は今期外します。企業サイトが混じる語なら余地があります。
- 書く順番を受注距離で決める残った語を「明日発注しそうな人が使う語」から順に並べ、上から書きます。

竹田康平
キーワード選定の打ち合わせで、ツールの画面より役に立ったのは、営業の方の手帳でした。
客先で聞かれた質問がそのまま書いてあるんです。
ツールに出てこない語ほど、書いたときに「これが知りたかった」と言ってもらえます。
月8時間で回すSEO運用モデル
月8時間しか取れないなら、4時間を記事1本に、残り4時間を既存ページの手直しと数字の確認に配分するのが現実的です。
8時間とするのは、私の支援先では、兼務のWeb担当が他の業務を止めずに確保できる時間が週2時間前後に落ち着くことが多いからです。
会社によって差があるので、ここは個人差があります。
大事なのは時間の多さではなく、「毎月同じ量を積む」ことです。
4時間で1本書くための下ごしらえ
4時間で1本仕上げるコツは、書く時間を短くすることではなく、迷う時間を減らすことです。
テーマと構成は前月の「次の1本決め」の枠で終わらせておき、当月の4時間はまるごと中身に使います。
ここでAIを使うと、配分が楽になります。
構成案の下書き、見出しの言い換え、誤字の確認、要約は、AIに任せてよい工程です。
一方で、現場で起きたこと、断りの基準、価格の考え方は人が書くしかありません。
AIも人間も、それぞれ得意なところを持ち寄る前提で設計すると、兼務でも品質が落ちにくくなります。
残り4時間を何に使うか
新しい記事を書くより、既存ページを直す方が効きが速いことがよくあります。
表示回数がある11〜30位のページは、見出しを検索意図に寄せる、結論を冒頭に足す、実例を1つ足すといった手直しだけで動きます。
Googleビジネスプロフィールの1時間は、地域商圏のある事業なら外せません。
写真の追加、営業時間の修正、口コミへの返信は、どれも短時間で終わるうえ、検索した人が実際に見る場所です。
最後の1時間は、数字を見て次の1本を決める時間です。
ここを飛ばすと、翌月の4時間が「何を書こう」で溶けます。
- 表示回数はあるのにクリックが少ない語を3つ書き出した
- 順位11〜30位のページを1つ選び、手直しの対象に決めた
- 今月の問い合わせが、どのページを見た人から来たかを確認した
- 来月書く1本のテーマと、聞き取りをする相手を決めた

竹田康平
月8時間という枠は、私が支援先と最初に握る約束のようなものです。
「今月は忙しいので来月まとめて」が始まると、たいてい翌月も動きません。
逆に、量を減らしてでも毎月同じ日に手を動かす会社は、半年後の景色が違います。
サイトのURLを入れるだけで、AI検索への対応度を33項目でスコア化します。どの項目が満たせていて、どこが抜けているのかが一覧で並ぶので、月8時間をどこに置くかを考える材料になります。個人情報の入力は不要です。結果を見てから、今期やらないことを決めてみてください。
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/ 100
診断のあと、「次にやること」だけが届きます
むずかしい専門用語の羅列は送りません。
「何を・どの順番で・どれくらいの手間で」直せばいいかを、チャメッケ独自のフレームワーク33項目で分析し、図解つきの完全版ロードマップ(全11ページ・無料)にしてお返しします。
かんたんな3つ30分〜1時間でできること
じっくり3つ腰を据えて直すところ
プロと一緒に中身の勝負(ご希望の方だけ)
紹介文やFAQなど、決まった欄に貼るだけの文例つき。
ChatGPTやClaudeに貼れば、自分のサイト用の文章が作れます。
完全版ロードマップ(全11ページ・無料)を受け取る
機械チェックの結果を人の目で確認し、あなたのサイト向けに「今週やる3つ」から順にまとめてお送りします(営業メールの一斉配信はしません)。
AI検索時代に中小企業が有利になる理由
AI検索の広がりは、中小企業にとって不利な変化ではなく、むしろ有利に働く面があります。
AIが答えを組み立てるとき、参照されやすいのは「他では書かれていない具体」だからです。
用語解説:AI Overview(エーアイオーバービュー)
AI Overviewとは、Google検索の結果ページ上部にAIが生成した要約が表示される機能のこと。
日本語では「AIによる概要」と表示されます。
要約の横に参照元のリンクが並ぶため、そこに載るかどうかが新しい流入の入口です。
気をつけたいのは、AI検索向けに特別な作業が増えるわけではない、という点です。
Google検索セントラルのAI機能に関するドキュメントでは、SEOのベストプラクティスがAI機能でも引き続き有効で、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加要件や特別な最適化は不要だと明記されています。
専用のマークアップやAI向けのファイルも要りません。
そのうえでGoogleは、別のドキュメント「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」の中で、コンテンツが実体験や深い知識を明確に示しているかを、自己評価の問いとして挙げています。
実際に商品を使った経験、現場に行った経験、担当した案件から得た知識。
これは資本ではなく、現場を持っているかで決まる部分です。
AI検索も含めた対策の全体像はLLMO・AIO対策の教科書に、参照されやすい書き方の細部はAI Overview対策のやり方7手順にまとめています。
一次情報の集め方そのものについては一次情報よりも大切なこともあわせて読んでみてください。
ポイント
AIに参照されやすい書き方の要点は、見出しの直後に答えを一文で置くことです。
「諸説あります」から入るより、「結論はこうです。理由は3つあります」と書いた方が抜き出されやすくなります。
人間の読者にも読みやすい形です。

竹田康平
「AI検索が来たから、もう中小企業は無理なのでは」と相談されることがあります。
私の実感は逆で、総論を並べただけの記事の価値が下がったぶん、現場を持つ会社の出番は増えています。
自分のサイトでも、教科書的な記事より「支援に入って気づいたこと」を書いた記事の方が、名指しの問い合わせにつながりました。
ここは個人差がありますが、方向としては悪くないと見ています。
続ける・やめる・外注するの判断基準
SEOを続けるかやめるかは、順位ではなく「指名検索と問い合わせが動いたか」で判断します。
順位が上がっても問い合わせが増えないことがあり、逆に3位から5位に落ちても商談が増えていることもあるからです。
期間で区切った撤退の判断
私が支援先と共有している目安は、3か月・6か月・12か月の3段階です。
3か月時点で見るのは成果ではなく、運用が回っているかどうか。
回っていないなら、施策の中身ではなく体制の方を直します。
6か月時点では表示回数と順位の動きを見て、表示される語の数が増えているなら方向は合っています。
半年前とほとんど同じなら、キーワードの選び方から見直します。
12か月時点で、問い合わせと指名検索を見ます。
両方とも動いていないなら、SEOを縮小して他のチャネルに振り替える判断もあり得ます。
原因の切り分けはAIO・SEOで成果が出ない4つの原因にまとめました。
注意
撤退基準は、始める前に決めてください。
走り出したあとに決めようとすると、かけた費用と時間が惜しくなって判断が甘くなります。
「12か月やって問い合わせが動かなければ縮小する」と紙に書いてから始めると、途中の判断が楽になります。
外注するかどうかの判断軸
外注の判断は、金額の比較より先に「何を外に出せるか」で考えます。
現場の一次情報、断りの基準、価格の考え方は、外の人には書けません。
ここを丸ごと任せると、どこかで見たような記事が並びます。
| 観点 | まず内製で持つ | 外に出しやすい |
|---|---|---|
| キーワードの決定 | 顧客を知る社内が決める | 候補出しは支援可 |
| 一次情報の取材 | 社内の聞き取りが要 | ライターの同席は可 |
| 原稿の形づくり | 手が空けば内製 | 構成・執筆・校正 |
| 技術的な修正 | 基礎設定のみ | 表示速度・構造化データ |
| 数字の確認 | 経営判断に直結する | レポート作成は可 |
費用の相場は施策の範囲と契約の形で大きく変わるため、この記事では金額を断定しません。
考え方の整理にはAIO対策の費用相場を参考にしてください。
契約前に確かめたいのは、12か月続けても事業を圧迫しない金額か、成果が出なければ縮小できる契約か、の2点です。
ポイント
外注先を選ぶときは、提案書より「断ってくる基準」を聞いてみてください。
「この状態ならSEOより先に別のことをやった方がいい」と言える相手は、成果の出方を見ています。

竹田康平
記事の執筆だけを外注していた会社に入ったとき、原稿はきれいなのに問い合わせが来ない状態でした。
読むと、その会社でなくても書ける話しか載っていなかったんです。
そこから、月1回だけ社内の方に30分話を聞き、その内容を原稿に足す形に変えました。
外注をやめなくても、外に出す範囲を変えるだけで済むことは多いです。
サイトのURLを入力すると、AI検索への対応度を33項目で自動的にスコア化します。今のサイトが何点で、どの項目でつまずいているのかが分かるので、限られた工数の置きどころを決める手がかりになります。個人情報の入力は不要です。まずは現状を数字で見てみてください。
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診断のあと、「次にやること」だけが届きます
むずかしい専門用語の羅列は送りません。
「何を・どの順番で・どれくらいの手間で」直せばいいかを、チャメッケ独自のフレームワーク33項目で分析し、図解つきの完全版ロードマップ(全11ページ・無料)にしてお返しします。
かんたんな3つ30分〜1時間でできること
じっくり3つ腰を据えて直すところ
プロと一緒に中身の勝負(ご希望の方だけ)
紹介文やFAQなど、決まった欄に貼るだけの文例つき。
ChatGPTやClaudeに貼れば、自分のサイト用の文章が作れます。
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中小企業のSEOでよくある質問
中小企業のSEOは、何から始めればいいですか?
今期やらないことを決めるところから始めてください。次に、月に使える時間を数値で決めます。そのうえで、直近1〜3か月の問い合わせや電話メモから顧客が使った言葉を書き出し、受注に近い順に並べて上から書いていきます。ツールの導入より、この2つが先です。
記事は月に何本書けばいいですか?
兼務の担当者が1人なら、月1本を12か月続ける形をおすすめします。本数を増やすより、同じテーマで積み上がることの方が効きます。ただし、事業の規模や商材によって適量は変わるため、ここは個人差があります。3か月続けてみて無理なく回るなら、少しずつ増やしてください。
ブログを毎日更新した方がいいですか?
更新の頻度そのものが評価されるわけではありません。Googleは有用で信頼できるコンテンツを重視すると説明しており、更新回数を稼ぐための薄い記事はむしろ逆効果になり得ます。毎日更新のノルマは、中小企業が最初に捨ててよい項目のひとつです。
予算がほとんどなくてもSEOはできますか?
できます。Search ConsoleとGoogleビジネスプロフィールは無料で使えますし、記事のテーマは社内の問い合わせ記録から取れます。ただし、時間はかかります。お金を使わない分、月8時間という工数を毎月確保する約束の方が重要になります。
SEO会社に外注するかどうかは、何で判断すればいいですか?
キーワードの決定と一次情報の取材は社内に残し、構成・執筆・技術的な修正を外に出す前提で考えてください。契約前に、12か月続けても事業を圧迫しない金額か、成果が出なかったときに縮小できる契約かの2点を確認しておくと安全です。
AI検索が広がると、SEOはやる意味がなくなりますか?
なくなりません。GoogleはAIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も不要だと公式に説明しています。つまり、これまでのSEOの基本がそのままAI検索にも効きます。むしろ、現場の一次情報を持つ中小企業には出番が増える面があります。
まとめ:中小企業のSEOは引き算から
中小企業のSEOは、施策の知識量で差がつくものではありません。
限られた工数をどこに集めて、どこから外すか。
その決め方で結果が変わります。
やることは4つです。
今期やらないことを紙に書く。
月8時間の枠を決め、4時間を受注に近い記事1本に、残りを既存ページの手直しとGoogleビジネスプロフィール、数字の確認に置く。
キーワードは地域+業種、比較・選び方・費用、現場の言葉の3軸から探し、上位が大手メディアで埋まった語は外す。
そして、3か月・6か月・12か月で見る指標を先に決めておく。
AI検索が広がっても、やることが増えるわけではありません。
むしろ、現場を持つ会社ほど書けることが多い時代です。
AIも人間も、それぞれ得意な工程を持ち寄れば、兼務の担当者1人でも回せます。
何から手を付けるか迷ったら、無料AIO診断で現状を見てからでも遅くありません。
成果の出方には個人差がありますが、配分を決めて毎月同じ量を積む会社が、いちばん遠くまで進んでいます。